自宅浪人生も立派な受験生。模試で、全国のライバルとの位置関係や、自分の現在の力を把握しておくのはとても重要なことです。
模試を受けることで外部との接触が生まれ、自宅浪人生には良い刺激にもなります。
大手予備校の模試
高校時代は皆さんも、マーク式模試や記述式模試を学校で受けていたと思います。
自宅浪人生になっても引き続き、これらの模試を受けて勉強の成果を確認しましょう。現役生の頃よりも点数が伸びていたら、やる気も出ますよ。
高校によっては過卒生に対しても模試の手配をしてくれて、校内で、現役生と同じ日程で受験させてくれますから、まずはそのようなことがしてもらえるか出身高校(模試担当の先生)に問い合わせてみると良いでしょう。
私自身は、出身高校の会議室で模試を受けました(日程は現役生と同じ)。同学年に自宅浪人生が私を含め10人ほどいたので、そのメンバーでの受験となりました。
出身高校での受験が難しい場合は個人で予備校に申し込むことになります。以下のリンク先等を参考にしてください。
模試を受けるタイミング
模試は春(5月頃)から受けられます。どのようなスケジュールで模試を受けていくかはまったく各人の自由なわけですが、私自身は、浪人して模試を受けたのは8月が最初でした。
5月といえば、浪人してすぐです。そんな、現役の頃とたいして変わらない学力の時期にいたずらに模試を受け、思ったような結果が出せず自信喪失することは避けたいと思っていました。
ですから、各教科、一通りの基礎は積み終えたと思えた8月に満を持して受けたのです。おかげで現役のときには絶対に超えられなかった点数の壁を楽に突破することができ、浪人生活に弾みがつきました。
このように、自分の気持ちや性格に合わせて、模試を受ける最適なタイミングを決めてください。
これだけは受けた方が良い! 共通テストプレ
模試は、基本的に何をどう受けようが自由ですが、そんな中でもこれだけは受けた方が良いと思うのが、大手予備校が11月下旬から12月中旬にかけて実施する共通テストプレテストです。
良い力試しになりますし、志望大学を決定するための資料にもなりますので、共通テストを利用する予定のある人は受けておくことをお勧めします。
申し込み受け付けは9月~10月には始まりますので、それまでに各予備校のサイトをチェックしておくと良いと思います。
次項は、「他人の勉強法に振り回されない」です。自分で自分のための勉強法を編み出す努力をしましょう。