(photo by Thomas Hawk)
2.手持ちの資料を当たる
3.問題集の難易度を下げる
4.保留して先に進む
自宅浪人中、勉強していてわからないことがあった場合はどうするか?
これは、自宅浪人を検討するにあたり、多くの方が不安に感じる点のようです。
しかし実際は、案ずるより産むが易し。なんとかなります。
1.解説をじっくり読む
『自宅浪人に適した問題集の選び方』に書いたように、自宅浪人をする際は、解説の詳しい問題集を買います。
この解説が、自宅浪人生にとっての先生です。問題集を解いてわからないことがあっても、解説をじっくり読めば理解できることがほとんどだと思います。
2.手持ちの資料を当たる
それでもまだよくわからないと思ったら、教科書、図説、参考書、辞書など、手持ちの資料を調べて、解答の根拠を探してみてください。
わからないからとすぐ誰かに聞いて教えてもらうと、その場ではわかったつもりになっても実は理解しきれていないということがあります。
自分で納得いくまで調べた方が理解が深まりますし、しっかりと知識が定着します。
近くに簡単に聞ける人がいないからこそ、自ら学び取ろうという意識が高くなり、勉強への意欲や真剣度が増すのです。
まずは自分で解決しようとする積極的な態度を大切にしてください。
3.問題集の難易度を下げる
勉強がわからないのは、そもそも、やろうとしている事柄が難しすぎるからかもしれません。
その場合は、問題集を初級レベルのものに変更しましょう。
初級レベルの問題集を解き、解説を読んで理解することを繰り返しながら、基礎的な知識を身につけていきます。
そうすれば、中級、上級レベルの問題集に戻ったときに、解説を読むだけでも理解ができるようになるでしょう。
4.保留して先に進む
解説を読んでも、手持ちの資料をすべて調べても、何をしてもどうしても理解ができない。そんな問題に出くわした場合、その問題にクセがありすぎるという可能性があります。
完全に理解できなくても、受験に差し障ることはないでしょう。一つの問題に時間が取られすぎるのも良くないので、できる努力をしたならば、とりあえず保留して先に進みましょう。
心配しすぎない
以上、自宅浪人時、勉強でわからないことがあった場合の対処法をお話ししました。
しかし、受験勉強とは、すでに高校三年間で習った事柄の復習なわけですから、先生に手取り足取り教えてもらう必要もなく、基本的には一人でどんどん進められるものだと思います。
あまり心配しなくても大丈夫です。私自身は、自宅浪人中、上記対処法の1と2(解説をじっくり読み、手持ちの資料を調べる)だけですべて解決しましたよ。
次項、「自宅浪人生活って怠惰になるのでは?」です。