得意科目は、受験において最も頼りになる得点源。
この得意科目を伸ばせると、闘いがぐっと楽になってきます。
では、得意科目を伸ばすためにはどんな取り組み方が必要でしょうか?
勉強のスピードを上げて、難しい問題を
得意科目とは、たとえばサッカーでいうところのスターティングメンバー。バリバリと前線で活躍してチームに貢献してくれる有能な選手のようなものです。
潜在能力が違います。たたき込めばたたき込むだけ、ぐんぐん吸収して成長します。ですから、ビシビシと鍛えましょう。
解説の充実した難しめの問題集を、たくさん解いていきます。
苦手科目の勉強に時間が取られますから、得意科目の勉強はスピードを上げて、短い時間の中でもより多くの内容をこなすようにしましょう。
一番集中できる時間帯を使う
一日の中でも、集中できる時間帯は人によって異なると思いますが、最も集中できる時間帯は得意科目のために使った方が良いと私は思っています。
得意科目というのは、勉強していて気分も乗るし、やっていて楽しいものです。その得意科目を、最も集中できる時間帯にぶつけることにより、相乗効果で学習内容の質と量が高まります。
高得点を狙いたい得意科目だからこそ、効果的な時間帯を利用してさらなる学力向上を図りましょう。
補足:苦手科目の勉強時間帯は?
最も集中できる時間帯に得意科目をやるのだとしたら、苦手科目はいつやれば良いのか。
それは、集中できる時間帯と、集中しにくい時間帯の、中間の時間帯です。
ほどほどの集中力を保てる時間帯に、じっくりコツコツと取り組むのが良いと思います。
なぜ苦手科目を集中できる時間帯に持ってこないのかというと、苦手科目はそもそも集中しにくく、せっかくの冴えた時間帯にやっても勉強効率がさほど上がらないからです。もったいないのです。
苦手科目をほどほどの時間帯に、得意科目を集中できる時間帯に持ってきた方が、全体を通したときに勉強量がアップしてお得だと思います。
次項は、「禁止事項を自分に課す」です。自宅浪人生活を引き締めてくれる適度なストイックさとはどのようなものか説明します。