2.植物を育てる
3.勉強場所を変える
4.書店に行く
5.軽い運動をする
それまで毎日学校に行くのが当たり前で過ごしてきた人は、基本的に家にずっといる自宅浪人の生活というのが想像できず、閉塞的なのではないかと不安を感じるかもしれません。
しかし、自宅浪人と言っても、なにも鎖で机に縛られているわけではないのです。ちょっと疲れたなと思ったら、気分転換してみましょう。
1.外の空気を吸う。自然に触れる。
一番簡単なリフレッシュ方法は、外の空気を吸うことです。明るい日差しのあるうちに窓を開け、深呼吸をしてみましょう。
そして、草花や空を眺めましょう。
私も浪人時代、疲れると、窓を開けて通りの向かいにある楓の木を眺めていました。日の光にキラキラと輝く木の葉は、純粋に、生きることを楽しんでいるかのようです。
こちらが自宅浪人で大変な思いをしているというのに、葉っぱはのんきでいいね……なんて、葉っぱにちょっとした嫉妬をしながらも、どこか、気持ちが爽やかになったものです。
もちろん、少し外に出てみるのも良いですね。季節の風を体に受ければ、淀んでいた思いも流れていくようです。
2.植物を育てる
暖かい時期は、プランターや庭先などで野菜を育てるのもお勧めです。植物は毎日生長するのでその変化が楽しみで張り合いが出ます。
水をやったり日に当てたり、面倒を見ることが良い気分転換になります。
野菜だと、収穫の楽しみもありますね。
私は自宅浪人時代、ベランダのプランターできゅうりと大豆を育てました。
きゅうり、大豆、ともに個性的な生長の仕方があり、毎日様子を見に行くのが楽しく、今も記憶に残っています。
きゅうりはツルが伸びてくるのが可愛いですし、大豆の、葉が虫食いだらけになってもたくましく実をつける姿には感銘を受けました。
(種や土などはホームセンターに売っています。インターネットの園芸用品店を利用するのも便利です。)
3.勉強場所を変える
自宅内でも、いつもとは違う場所で勉強するだけで、だいぶ気分も新鮮になります。
たとえば、私はいつもダイニングテーブルで勉強していたのですが、あまり集中力を要しない一問一答式の問題集などはソファーで楽な姿勢を取りながら解いていました。
また、私自身は自宅内の勉強で通しましたが、人によっては図書館など、たまに自宅以外の場所で勉強するのも良いかもしれませんね。
4.書店に行く
散歩がてら、書店まで足を伸ばして新しい問題集を買うのも気分転換になります。
よく吟味して、勉強がはかどりそうな問題集を選びましょう。けれど、『自宅浪人に適した問題集の選び方』でも書いたように、買うのは、多くても2~3ヶ月でこなせる量にとどめておくことをお勧めします。
そうすれば、問題集を消化しきった頃にまた書店に来る楽しみができますし、そのときどきの学習進行状況に合わせた問題集を買い足せます。
5.軽い運動をする
自宅浪人をしていると運動不足になりがちで、血流が滞ると思考回路も鈍るような感じがあるので、一日に一度でも軽い運動をしてすっきりさせましょう。
ストレッチも兼ねた運動としてとりかかりやすいのは、NHKで放映される「みんなの体操」です。
番組説明に『ゆっくりしたテンポでかつ、全身を十分に動かせるように構成しています。高齢の方、また身体の不自由な方も気軽にでき、椅子に座ったままでも行うことができます。』とあるように、疲れすぎない、簡単で心地の良い体操です。
踏み台昇降も、天候を問わず、手軽にできる運動としておすすめです。
なお、あまり体が疲れすぎるような運動をするとその後の勉強に支障が出るので、あくまでも軽い運動にとどめるようにしましょう。
まとめ
以上、自宅浪人生活における気分転換の方法を五項目紹介しました。つまりは一度席を立ち、脳に新たな刺激を与えるのが大事なのかもしれません。適宜リフレッシュをしながら、なんとか自宅浪人生活を頑張っていきましょう。
次項、「勉強に手がつかない日が発生してしまった。どうしよう?」です。