自宅浪人では、外部からの強制や指示が一切なく、自分の意志の力だけで勉強をしていきます。
しかし、家にはテレビもある、漫画もある、インターネットもゲームもある。そんな中に一日中いて、誘惑に負けないのか? ダラダラと怠惰に過ごしてしまわないか?
大学合格への緊張感
確かに、自宅浪人というのは、怠けても誰も注意してくれませんから、怠惰になろうと思えばいくらでも怠惰になれるかもしれません。
けれど実際は、大学合格が自分の努力にかかっているという現実問題のために、緊張感が保たれます。
いえ、保たなければいけないのです。
受験生なのですから、自宅だろうがなんだろうが、誘惑があっても逃げたくても、頑張って勉強するのです。
大学受験に再挑戦して今度こそ合格をつかむと決めたのですから当然です。
自宅浪人で怠けてしまうか否かというのは完全に自分次第です。
自分次第なのですから、自分が「頑張る!」と思えれば、自宅浪人でもまったく問題なく勉強をこなしていくことができます。
自宅は勉強場所に最適
また、誘惑が多いと思われる自宅ですが、それは裏を返せば何でも揃っているとも言えるわけで、うまく活用すればより快適な浪人生活を送るのに役立てられます。
たとえばきちんとした寝具がありますから、疲れたら本格的に休むことができます。台所と冷蔵庫がありますから、小腹が空いたら何か作ることもできますね。
周りに人がいないのもポイントです。
万が一急にお腹を壊しても、自宅のトイレならば人目を気にせずこもっていられます。
気分転換に音楽をかけ、歌い踊ることもできます。
「音読する」という、英単語などの暗記に最適な勉強法を使えます。
そして何より、リラックスできるのが最高ですね。
自宅というのは、普段自分が生活している場所ですから、勉強中も余分な力みがなく、集中できます。
私は以上の点から、自宅が勉強場所には最適だと思っています。
(その他、自宅浪人のメリットについては自宅浪人7つのメリット参照)
自宅の良さを生かす
自宅浪人には、自宅が勉強場所であるがゆえの良さがあります。それを、怠慢の言い訳にしてしまうのか、メリットとして最大限に生かすのかは本人次第。
自己を律して、自宅浪人生活を成功させてください。
次項、「自宅浪人は孤独?」です。