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2.得意科目で勝負できる志望大学にする
3.易しめの問題集に取り組む
4.気持ちを家族に話す
この調子では、志望大学合格に必要な点数まで届かないのではないか……。そんなことを考え出すと、焦って、勉強に集中できなくなりますね。
では、どうしたら落ち着きを取り戻せるでしょうか?
1.各科目の目標点数をもう一度把握する
ただ闇雲にすべての教科でできるだけの高得点を取ろうとしていませんか?
確かに、点数は取れれば取れるだけ良いですが、『総得点の上げ方』でも説明したように、得意科目は点数を伸ばしやすく、苦手科目は伸ばしにくい傾向があります。
ですから、目標点数として、得意科目は高く、苦手科目は低く設定した方が勉強しやすくなります。
もう一度、志望大学の合格に必要な総得点を確認し、どの科目でどのくらいの点数を取るか、「得意科目は高く、苦手科目は低く」の方針で計画を立てましょう。
そして、苦手科目は基礎から。得意科目は応用問題をどんどんこなして、力をつけていきましょう。
2.得意科目で勝負できる志望大学にする
大学入学共通テストや二次試験で、「自分の苦手科目の配点が高い」、または「得意科目で受けられない」大学を志望していませんか?
自分の得意分野で勝負をかけられれば、受験の闘いは圧倒的に有利になります。
全国の大学の受験科目が網羅された情報誌が書店で売られるので、それを入手し、なるべく得意科目優位で受験できる大学を志望校として設定するようにしましょう。
浪人で、次は絶対受かりたいとなれば、このへんの策略も重要になってきます。
たとえば私の場合、「数学が苦手、英語、国語が得意、社会の中では倫理が得意」という状況でした。
これを鑑み、「センター試験(現:大学入学共通テスト)の社会で倫理が選択できる」「二次試験に数学がない」という条件を設定し、それに合致しなおかつ立地やレベル等が自分の希望に適った大学を選びました。
つまり私の受験科目は、センター試験では「国語、英語、数学(ⅠA・ⅡB)、生物(ⅠB)、倫理」、二次試験で「英語、国語」でした。
このように、苦手科目を最低限に抑え、得意科目で勝負をかけられる構成にすると、気持ちがだいぶ前向きになりますよ。
↑受験科目案内はこのような本です。もし書店になければ、出身高校の進路担当の先生に問い合わせてみてはいかがでしょうか。進路室にあるのを閲覧させてもらえるかもしれません。
3.易しめの問題集に取り組む
難しい問題につっかかってやる気を失っていませんか?解けない、わからない問題に相次いで出くわせば、受験生ならば誰でも焦りを感じます。そんなときは一度、易しめの問題集に立ち返り、たくさん解いて自信を取り戻しましょう。
そんな問題集は持っていないというならば、ここは気分転換がてら、書店に足を運んでみてはいかがですか?
なにか、やる気の出るような問題集との新たな出会いがあるかもしれませんよ。
4.気持ちを家族に話す
辛い気持ちを、一人だけで抱えていませんか?
一度勉強の手を休めて、今抱いている気持ちを家族に話してみると、少しは楽になると思います(話を始める前に、「今、弱っているんだから、責めるようなことは言わないでね! 優しく励ましてね!」と前置きすると良いかもしれません)。
私からも一言、あなたにエールを送ります。
「一歩ずつでも前に進めば、必ずゴールへたどり着く。だから、ほんの少しずつでもいいから、諦めず歩いていこう! 何度転んだっていい! なにくそ、と起き上がるたび、あなたは強くなる! ファイト!」
次項、「自宅浪人中の良い気分転換方法は?」です。