さて、大学受験に失敗してしまったという事実を前向きに受け入れ、もう一年、頑張って勉強してみようと決意したあなた。
では、どこで、どうやって勉強するのか。
浪人といえば予備校というのが多数派の流れですが、もう一つ、忘れてはならない浪人のあり方が自宅浪人です。
自宅浪人とは、その名の通り自宅で、自分で選んだ問題集を用い、自分のペースで勉強していく浪人方法のことです。
勉強は本来一人でやるもの
自宅浪人は、世間一般的にあまり前向きな言葉で語られることがありません。
「自宅浪人だと怠慢になって勉強ができない」「仲間がいないから孤独」
実際に私も、自宅浪人をすると決めたとき、高校の先生から「自宅浪人は伸びないぞ」と釘を刺されました。
しかし本当にそうでしょうか?
そもそも勉強とは一人でコツコツやるものです。誰かが自分の頭を良くしてくれるわけではないのです。
たとえば地道な英単語の書き取り。古文文法の反復暗唱。自分でたたき込むしかないのです。
一人でやることを恐れてはいけません。
問題集で学力を伸ばす
書店には、解説の充実した問題集が多く売られています。それらの中から自分の気に入ったものを買い、自宅で解いて、解説を見ながら答え合わせをする。これだけで十分に学力は伸ばせます。
予備校に通うことが必要だと感じる人はそうすれば良いですが、浪人生にとって予備校というのが絶対必要というわけではないということは覚えておいてください。
自宅浪人こそがその人の学力を一番伸ばす方法である場合も必ずあります。
少なくとも私にとっては最高の浪人方法だったと今でも胸を張って言えます。
では一体、自宅浪人にはどんな良さがあるのか? なぜ私にとって最高の浪人方法たり得たのか? 次項「自宅浪人7つのメリット」で説明していきます。